初めての船釣り「アジ」
東京湾、相模湾から出るLT(ライト)アジ釣りは
近場で船で30分程度走れば、すぐポイントに着き
金額も男性¥6000ほど女性¥4000ほどで安く乗ることができる。
基本に従って船長の指示通りに行えば、十分なお土産が出来る。
またアジはとにかく万能。色々な調理法があり、
アジフライ、刺身、漬け、干物、たたき、つみれ、なめろう、南蛮漬けなど様々だ。
書いているだけで唾液が出る。
タックルは持っていなくても、基本的には船宿のレンタルタックルで問題ない。
仕掛けも船宿で販売しているもので予備分も買うといい。
借りられないときや自分で用意する場合は以下を参考に。
【サオ】
ライトタックル用ゲームロッドが理想だが。
コマセビシの重さは30~40号なので、それに対応した7対3~6対4調子
(詳細は添付写真を参照。つまりは曲がり具合)で、
1.8~2.1メートルくらいが使いやすい。
著者の経験だと、道糸自体が細いので長いのは、
穂先に糸が巻きついたりして絡みやすいので、初心者は2m以下が扱いやすい。
また竿選びの際、得に「錘(オモリ)負荷」は無視できない要素。
竿には大体「オモリ負荷」が印字されている。
例えばオモリ負荷が30号から60号と表記しているなら、
その範囲のオモリなら竿の性能を生かしていると言うこと。
30から60の竿にに15号のオモリでは硬過ぎてしまう。
80号のオモリだと重すぎて竿としてのしなやかさを失う。
釣具店でオモリを下げてしなりを見せてくれるので頼んでみるのも有り。
【リール】
小型両軸リールか小型の電動リール。
道糸はPEライン(引張強度が高くて伸びない撚り糸)の1~1.5号。
水深は大体50メートル以内なので100メートル巻いてあれば十分。
【天ビン・ビシ】
腕長20~30センチ程度の天ビンに、ビシ(寄せ餌を入れる網カゴ)も
専用の30~40号が標準。ただ、船宿により使用する号数が違い、
コマセ(寄せ餌)の種類もイワシのミンチ以外にアミコマセの場合があるので、
事前に確認したい。船宿でビシのレンタルを行っている場合は借りるのが一番。
聞き方「コマセはミンチですかアミですか?」で伝わる。
【仕掛け】
道糸はPE。ハリスはフロロカーボン(強靭なナイロン素材のイト)
の1.5号前後の2~3本バリ。全長は2メートルほど。
ハリは細軸のムツ9~10号。初心者は2本バリが扱いやすい。
クッションゴムはあったほうが良い。アジは口元が弱く、
強くあわせたり、勢いよく巻きすぎると口が裂けばらす。
魚を船に取り込む時も同様。負荷を軽減をする大事なアイテム。
1~1.5ミリ径20センチほどのものを使用する。
【付けエサ】
赤短やイカタンと呼ばれるイカを食紅で染めたやつや、
潮が濁っている時には青イソメが有効。
【投入】
ビシにコマセを6~8分目に詰め、ハリにエサを装着して準備。
投入後ビシが着底して、道糸の出が止まったらイトフケを取る(イトを張る)。
再び底ダチ(仕掛けを着底させること)を確認。
オモリが着底した勢いや、潮の流れ、船のゆれなどで糸がふわっと流れている
と正しいタナ取りができないので、糸をピンと張る。
道糸のマーキングを見ながら、巻き上げて軽く竿を振ってコマセを出す。
これを船長から出た指示のタナまで数回に分けて繰り返す。
タナを合わせることは船つりでの基本中の基本。
タナを合わせたあとに、30秒経ってもあたりがなければ、
もう一度タナを取り直す。
再び30秒待ってアタリがなければ仕掛けを回収する。
トータル1分ほどで反応がなければ直ぐに回収しコマセをつめ直し再投入する。
船下にコマセの煙幕が続く状態を皆で作らないとアジは他の餌場に移動してしまう。
【アタリ~取り込み】
サオ先が細かく引き込まれたら、軽く聞き上げて、
グングンと更に明確に引きがあれば、魚が乗った証拠。
それを確認したらサオの角度を固定し、一定のスピードで巻き上げるだけ。
(聞き上げるとは、ゆっくり竿先を持ち上げること。前述でもあるとおり
アジは口元が弱いので、最初のあたりであせって勢いよく上げないこと。
巻くスピードも一定でよい。)
海面にビシが見えたら、竿をロッドキーパーへ固定し(または竿置きに立てかけ)ビシをコマセバケツに入れる。その後、糸を手繰り寄せ取り込む。
なるべく海面ギリギリまで魚を寄せてから手繰らないと、腕のリーチに対して上げる時の仕掛けが長い為、取込みにくくなる。
写真の様に少しかかんで、魚との距離を縮めてから
取り込むといい。
0コメント